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“燃え”なければ映画ではない!アツい作品をセレクト
相馬 学
フリーライター
アナベル 死霊博物館
19/9/20(金)
新宿ピカデリー
呪いの人形アナベルが引き起こす恐怖のドラマも、これが3作目。いい加減マンネリに陥りそうなところだが、今回は舞台やキャラを絞り、よりソリッドな恐怖を追及することで、それを打ち破る。 舞台はアナベルが保管されている、『死霊館』でおなじみの心霊研究家ウォーレン夫妻の屋敷で、その恐怖と戦うのは少女3人。ひとりのうかつな行動によって解き放たれた悪霊からのサバイバルは、まさにスリリングなのだが、それは3人の少女たちそれぞれにドラマがあるから。彼女たちの切実な思いが伝わるとなれば、見ていて応援したくなるのは必然的。これまでの『アナベル』シリーズの中でも、もっとも目の離せない作品である、と断言してしまおう!
19/9/16(月)