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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

奈々福の、惚れるひと。ー悪党列伝ー

気鋭の浪曲師・玉川奈々福が、日本の伝統語り芸の担い手の中で「惚れるひと」を紹介するという、意欲的シリーズの第四弾だ。今回、奈々福に惚れられたのは、東西のベテラン講談師2人。東方は、近年、本人も驚くほど人気急上昇中のベテラン・神田愛山が登場し、西からは、演じ手の少ない上方長編講談の継承に腕を振るう旭堂南海がやってくる。テーマは「悪党列伝」。愛山が二代目神田山陽一門の最高傑作といわれる「徳川天一坊」を格調高く披露すれば、対する南海は曲者ばかりが登場する「浪花五人男」を痛快、軽快に叩き込む。もちろん、奈々福も惚れるばかりではなく、とっておきの悪党浪曲を聞かせてくれるだろう。

21/10/3(日)

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