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水先案内人のおすすめ

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邦画も洋画もミーハーに、心理を探る作品が好み

伊藤 さとり

俳優や監督との対談番組を多数、映画パーソナリティ

ディヴァイン・フューリー/使者

悪魔払い=エクソシストモノの魅力って、神父が悪魔と対峙し、心理戦を用いながら、その悪魔に自分の名前を吐かせることで、悪魔を追いやるんだとウィリアム・フリードキン監督によるホラー映画の金字塔『エクソシスト』(1973年)で知り、数々のそっち系の映画で学んだことであります。エクソシストとは、まさに命懸けの尋問対決。 そこに、肉弾戦というアクション要素がプラスされ、さらに悪魔に取り憑かれた人間の最終形態なんかもクリーチャー的にバージョンアップされているのだから、なんと大胆で面白いことか! しかも、あの人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』のパク・ソジュンがムキムキの肉体で、アウトローな総合格闘技のチャンピオンを演じてくれているんだからワクワクしないわけがないし。 よくある師弟関係モノで、エクソシスト専門の神父に成長していくエンタメ感もあるこの映画のクオリティを上げているのが、ベテラン俳優、アン・ソンギの存在。ちなみに韓国にはキリスト教徒が多く、行ってみると教会を見かけることも多い。カン・ドンウォンが神学生になった悪魔祓い映画『プリースト 悪魔を葬る者』も作られたり。ソン・ガンホも『渇き』でヴァンパイアになった神父を演じていたり。ファンタジーもお得意なのが韓国映画です。

20/8/10(月)

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