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“燃え”なければ映画ではない!アツい作品をセレクト
相馬 学
フリーライター
エンド・オブ・ステイツ
19/11/15(金)
新宿バルト9
毎回とんでもないテロ事件に遭遇する米シークレットサービス、マイク・バニングの奔走を描いたアクションシリーズの第3弾。前2作では国際的テロを背景にしていたが、今回は米国内に舞台を限定。結果、物語はタイトになり、スリル満点のサスペンス活劇となった。 バニング自身にテロ容疑が向けられるという逆境もさることながら、体力の衰えを自覚しはじめている、そんな彼の中年感覚が活き、これまでになくドラマはリアルに。冒頭から大惨事が発生する怒涛の勢いはそのままに、前2作とはガラッと異なる極限状態に主人公を置き、その活躍を、共感とともに体感させる。当たり役に三度挑んだジェラルド・バトラーの熱演にも力がこもり、目が離せない!
19/11/11(月)