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巨匠から新鋭まで、アジア映画のうねり
紀平 重成
1948年生まれ コラムニスト(元毎日新聞記者)
止められるか、俺たちを
18/10/13(土)
テアトル新宿
1969年春、助監督志望の21歳女性が若松プロダクションのドアをたたいた。東大安田講堂は「落城」していたが、ベトナム反戦など学生運動はなお続き世情は騒がしかった。本作はこの女性吉積めぐみの目を通して、若松孝二と時代を共にした異才たちを描く青春群像劇。2012年に交通事故で亡くなった若松監督はピンク映画とともに『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』や『キャタピラー』など時代を問う作品を作り続けた。その姿勢は弟子たちにも受け...
18/10/11(木)