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水先案内人のおすすめ

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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

池袋演芸場 七月上席

コロナによる長い営業自粛が明け、当興行から再開する池袋演芸場。“ふつうの寄席番組”の見どころは、新二ツ目のお披露目高座だ。寄席をホームグラウンドにする団体の若手は、前座から二ツ目に昇進すると、各寄席で毎日披露目の高座を勤める。落語芸術協会の新二ツ目、馬ん次改め三遊亭仁馬、春風亭昇りん、全太郎改め昔昔亭昇の三人は6月に新宿末広亭、浅草演芸ホールに出演、今回、池袋の高座に上がる。この三人がそろって優秀なのだ。東京・柴又生まれで威勢のいい仁馬、山形のりんご園の息子で面白新作を書く昇りん、大汗をかきながらの全力投球が楽しい昇。いずれも将来有望。二ツ目の出番は早いので開演に遅れぬよう。

20/6/29(月)

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