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歯に衣着せない辛口コメントが人気のクラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

都響スペシャル2021(1/12)

東京都交響楽団に、人気の桂冠指揮者エリアフ・インバルが帰って来る。久しぶりの外国人巨匠の登場でもある。厳しいコントロールに定評のある指揮だ。オーケストラも引き締まるだろう。 12日(東京文化会館)と13日(サントリーホール)の演奏会では、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』からの「前奏曲と愛の死」と、ブルックナーの「交響曲第3番」の初稿版が演奏される。当初予定の曲目は変更になったとはいえ、これもいいプログラムだ。後者は改訂前の長い版で、未だ荒削りの構成の感はあるが、ワーグナーへのオマージュも織り込まれた面白い版でもある。 一方、19日(東京芸術劇場)は、ベートーヴェンの「田園」と「7番」だ。インバルのがっしりした構築の演奏を聴こう。   ちなみにインバルは、28日(木)と29日(金)に大阪のフェスティバルホールで、大阪フィルを指揮して、プロコフィエフの「古典交響曲」とショスタコーヴィチの「交響曲第10番」を演奏するが、これも聴きものである。

21/1/2(土)

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