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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人
三枝 成彰
現代作曲家
服部百音 ヴァイオリン・リサイタル
20/12/14(月)
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
服部百音さんのことを、私は日本の若手ヴァイオリニストのなかでも傑出した存在だと思っています。ふだんはいたって気さくな方ですが、ステージに上がると超絶技巧を交えた鬼気迫る演奏で、圧倒されます。21歳になられ、ますます演奏の幅を広げようとされている服部さんが、12月14日のサントリーホール・ブルーローズでリサイタルを開かれます。 内外のオーケストラとの共演経験もすでに豊富な服部さんですが、今回はブルーローズでピアニストの江口玲さんとお二人での演奏となります。大ホールとは違う趣きのある空間にどのような音を放つのか、期待がふくらみます。 今回の演奏曲目はショスタコーヴィチの「10の前奏曲」、フランクのヴァイオリン・ソナタ、シマノフスキの「アレトゥーザの泉」、チャイコフスキーの「憂鬱なセレナード」など。現在進行形のまばゆい才能を間近に見ることができるこの機会に、ぜひお出かけ下さい。
20/12/7(月)