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洋画、邦画、時々アニメ 映画で人生が変わります

堀 晃和

ライター&エディター。記者歴27年、元産経新聞文化部長。映画と音楽と酒文化が守備範囲。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

キャラクターの造形は、創作で最も重要な要素と言ってもいいだろう。魅力的な登場人物を創造できれば、物語はひとつで終わらずにシリーズ化され、時代をこえて人々に愛されていく。映画でいえば、ジェームズ・ボンドが活躍する『007』が好例だ。 1979年から翌年にかけてテレビで放送されたアニメ『機動戦士ガンダム』(いわゆる“ファーストガンダム”)が40年以上たった現在もファンに語り継がれ、多くの関連作品が発表されてきたことの背景には、このキャラクターの持つ力がある。 本作の主人公は、ハサウェイ・ノアという青年。ファーストガンダムで宇宙戦艦「ホワイトベース」の艦長を務めたブライト・ノアの息子だ。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)では、その少年時代が描かれていた。 舞台はシャアの反乱から12年後の設定。大人になったハサウェイが、どんな想いを抱き、どのように行動していくのか。ガンダムの戦闘シーンに加え、ハサウェイの心の動きを捉えた描写も大きな見所だ。 思えば、リアルタイムで観ていたファーストガンダムも、主人公アムロの内面に焦点を当てた話の展開、印象的なセリフの数々が魅力だった。この最新作もファンの期待を裏切らない。

21/6/11(金)

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