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水先案内人のおすすめ

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話題作、アート系作品を中心に

恩田 泰子

映画記者(読売新聞)

在りし日の歌

中国映画第6世代を代表する監督のひとり、ワン・シャオシュアイによる円熟の一本。1980年代から2010年代の中国を舞台に描かれるのは、ある夫婦の30年。ふたりは、改革・解放後、「発展」へとひた走る社会の流れからこぼれ落ち、息子の死を機に見知らぬ町へと移る。 経済競争のひずみ。一人っ子政策の傷痕。敗残者の物語のようにも映るが、それだけではない。社会的には無力で、時に愚かでも、誰かを支えることはできる。そのことを、素晴らしい俳優たちと共に分厚く描く。体制や血の繋がりだけが人にとっての寄るべではない。「家族」のかたちを静かに問い直す映画でもある。理屈はともかく、夫役のワン・ジンチュンの味わい深い顔を見ているだけでもじーんとくる。

20/4/1(水)

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