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洋画、邦画、時々アニメ 映画で人生が変わります

堀 晃和

ライター&エディター。記者歴27年、元産経新聞文化部長。映画と音楽と酒文化が守備範囲。

追龍

ドニー・イェンとアンディ・ラウ。香港映画界を代表する2大スターが共演するのは、意外にも初めてなのだという。その一点だけで観たくなった。大ヒット『イップ・マン』シリーズのイェンと、香港ノワール(犯罪映画)の傑作『インファナル・アフェア』シリーズのラウがからむと、男の香気のようなものが立ち上ってくる。警察と黒社会がつながっていた時代の香港を描いた実録作品。固い友情と非情な人間関係のドラマチックな描写に、胸が熱くなった。 舞台となったのは1960年代から70年代。中国本土から仲間と渡ってきたン・シーホウ(イェン)は黒社会に身を置くことになり、窮地を救ってくれた香港警察のロック(ラウ)の後ろ盾を得てのし上がっていく。ロックは出世街道を走り、シーホウら犯罪組織と組むことで大きな権力を手にする。しかし、汚職摘発の組織が新設されたことで、絶頂にあった2人の運命は狂い始めて……。 英国統治下の社会情勢を織り込んだ重厚な構成も観客の興味を逸らさない。再現された九龍城の街並みも見所だ。個人的に惹かれたのは、市街地上空を飛ぶ航空機のシーン。そう、この頃は、街中にあるため世界一危険ともいわれた啓徳空港があったのだ。

20/7/24(金)

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