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ドキュメンタリーの面白さを知ると映画の見方が変わる

村山 匡一郎

映画評論家、大学講師

どこへ出しても恥かしい人

クラシックもポピュラーも、あるいはジャズも民謡も聞き流す程度の耳しか持たない筆者にとっても、友川カズキの名前は記憶の片隅に残っている。1970年代半ばに国外に出た筆者にとって、例えば山口百恵さえあまり記憶にとどめていなかったが、記憶はおぼろげながら友川カズキの名前は覚えている。そんな友川カズキの現在の姿を追ったドキュメンタリーである。小さなアパートの部屋で絵を描き、詩を詠む友川カズキにカメラは密着していくが、何と言っても面白いのは、彼の競輪熱である。競輪にのめり込み、別れて暮らす子供たちとの関係も競輪を通して浮き彫りにされる。その世間の評価を気にしない自由な生き方を貫く姿に、逼塞感に満ちた現在の社会にぽっかり開いた風穴を見るようで刺激的だ。

20/1/31(金)

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