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山内宏泰

ライター

キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート

ロンドン南西部、テムズ川沿いに広がるキュー王立植物園といえば、園芸好き・植物好きにとって絶対的な憧れの地。18世紀から歴史を刻む世界最大級の植物園に赴けば、無数の植物種と遭遇して誰しも驚いたり心癒されたりする。 資料コレクションも圧倒的で、植物学の黎明期たる14世紀から現在までのあらゆる「植物知」がここに集っている。そんな蓄積の一端が、東京が誇る庭園美術館に運ばれてきた。キューのコレクションを中心に、草花を描いたボタニカルアートがおよそ100点集められたのが今展となる。これら図画は科学的な記録・啓蒙のために描かれたものとはいえ、どれも掛け値なしに美しい。 科学と芸術はもともと一体だったことに、展示会場を巡っていると改めて思い至るのだった。

21/10/7(木)

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