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樋口 尚文
1962年生まれ 映画監督、映画評論家
多十郎殉愛記
19/4/12(金)
新宿バルト9
最近他界した東映東京出身の佐藤純彌監督と並んで、東映京都で幾多のプログラム・ピクチャーを生み出し続けた名職人・中島貞夫監督が1998年の『極道の妻たち 決着』以来20年ぶりにメガホンを執ったという意欲作。しかも現在84歳の中島監督を支えて大阪芸大の教え子だった熊切和嘉監督が監督補佐をつとめたという麗しき現場であった。幕末の京都を舞台に居酒屋の用心棒を引き受けて糊口をしのいでいる多十郎（高良健吾）は、長州を脱藩したアウトローだが、新選組や京都見廻組が競って彼を捕...
19/4/9(火)
