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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン

大島 幸久

演劇ジャーナリスト

文学座『ガラスの動物園』

文学座が29年ぶりにテネシー・ウィリアムズの傑作を上演するのだから見落とす訳にはいかない。母子家庭の母親、長男、娘、来訪者の4人がスリリング、息苦しい空気の中での生活が描かれる。 文学座では1962年のアトリエの初演会を手始めに今回が4回目。小田島恒志の新訳が楽しみで、高橋正徳の演出も注目したい。肝心のキャスト。母・アマンダが塩田朋子、語り手にもなる息子・トムが亀田佳明、娘・ローラが永宝千晶、お客・ジムは池田倫太朗。塩田は1990年のアトリエ公演ではローラを演じており、この美貌の女優が妄想世界に活きる母親。ワクワクして見よう。 引きこもりを続けるローラ。我が国の現状と重ねて見て欲しいのである。

19/6/19(水)

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