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木谷 節子

アートライター

没後70年 吉田博展

洋画家でありながら、絵師、彫師、摺師が分業する浮世絵の手法で、光あふれる木版画を生み出した吉田博(1876-1950)。明治から昭和にかけて活躍した彼の作品は、戦前から海外での人気が高く、終戦後、マッカーサー元帥が厚木基地に到着した時、開口一番「吉田博はどこだ?」と言ったという伝説があるほどだ。またイギリスのダイアナ妃も、来日時に彼の作品を買い求め、自らの執務室に飾っていた。そんな吉田博の作品は、西洋の写実的な表現と日本の伝統的な版画技法のいいとこ取り。昔懐かしい日本(や世界)の山河や名所を、作品によっては96回も重ね摺りしたという摺師泣かせのこだわりで表現した。「これが戦前の作品なの!?」と驚くほど現代的なのに、豊かな詩情や繊細さは失わない。ぜひ、世界を感動させた吉田博の、透明感あふれる木版画の世界をご覧頂きたい。

21/1/16(土)

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