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洋画、邦画、時々アニメ 映画で人生が変わります

堀 晃和

ライター&エディター。記者歴27年、元産経新聞文化部長。映画と音楽と酒文化が守備範囲。

トロールズ ミュージック★パワー

照明は映画撮影で重要な役割を担う。別業界の著名人が初めて映画を撮った時のことを振り返って、その重要性を実感していた。「光が当たらないと撮れないんですから」。 アニメでもライティング(照明)は大きなカギを握る。アメリカのドリームワークス・アニメーション最新作『トロールズ ミュージック★パワー』では、ライティング部門に日本人の原口宇内氏がリードライターで参加している。登場するトロールたちは、ふわふわでカラフルな髪と小さな身体が特徴の妖精のような種族。原口氏は終盤のロックコンサートでトロールたちの鮮やかな色が失われてしまうシーンなどを担当した。他に毛髪の表現にも苦心したという。そんな色彩描写も注目しながら観てほしい作品だ。 物語は、ポップ村の女王ポピーのもとに、ロック族の女王バーブから手紙が届いたことから始まる。ワールドツアーを開催するので弦を持ってきてほしいとの内容。実はポップなど音楽ジャンルの種族は6つ存在し、バーブは野望のために各種族が持つ全ての弦を集めようとしているのだった。 シンディ・ローパーの名曲をはじめ全体に流れる音楽も大きな魅力。カラフルな映像と、思わず踊りだしたくなる曲を堪能したい。

20/10/1(木)

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