評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!
ジャズとその周りにある音楽をオススメ
柳樂 光隆
音楽ライター、ジャズ評論家
小沼ようすけ"Jam Ka Quartet"
19/8/25(日)
ブルーノート東京
今、注目されるカリビアンたちによる新たなジャズの中のひとつ。マルチニーク出身のピアニストのグレゴリー・プリヴァが、グアドループ出身のパーカッショニストのソニー・トルーペとともに作っているのが、グアドループのリズム「グウォカ」をベースにして、それをもとに現代のジャズのテクニックや理論を組み込んだ新しいカリビアン・ジャズ。 フランスのジャズシーンを中心にしている彼らだが、フランスではもともとアラン・ジャン・マリーのようなグアドループ出身のミュージシャンがいて、彼らは「ビギン・ジャズ」と呼ばれて、その音楽にももはや歴史がある。フランスとカリブ海のにおけるジャズを知るための音楽でもあるのだ。彼らと日本を代表するギタリスト小沼ようすけとコラボレーションだ。
19/7/25(木)