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水先案内人のおすすめ

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映画と気になることをイラストで紹介!

高松 啓二

1958年生まれ イラストレーター

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!

1895年、パリ。若き劇作家エドモン・ロスタンは、スランプに陥っていた。そんな時、名優コクランから新作の依頼を受ける。本番まで3週間しか無いエドモンは、思いつきでシラノ・ド・ベルジュラック(実在の人物)を提案する。本作は、ドタバタの中、世界的名作が誕生するまでを描く。カフェの主人オノレが、要所々々で発想にヒントを与え、まるで運命に導かれるように物語を創り上げていく。しかし、これはエドモンが、常に作品のことしか考えてないので普通なら見逃してしまう些細な事でも作品の血となり肉となったからである。また、彼のミューズとなる友人の恋人ジャンヌへのラブレター代筆も作品の完成度をあげるため。たとえ彼女と恋愛関係になりそうになっても「願望が満たされると筆がとまる」とまで言ってしまう程ストイック。これはアーチストの魂を懸けた一発逆転物語なのだ。最後までハラハラドキドキ笑いをからめた舞台裏劇に拍手喝采!

20/11/12(木)

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