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釣木 文恵

演劇ライター

『蜷の綿 -Nina's Cotton-』 リーディング公演

2015年末、マームとジプシーの藤田貴大は1年以上をかけた取材をもとに、蜷川幸雄の半生を題材とした作品をつくっていた。2016年2月上演予定のその作品は、藤田の脚本のもと、藤田演出版と蜷川演出版の2パターンで上演されることが決まっていた。しかし、1月中旬に蜷川の体調不良により延期が発表され、そしてその5月、蜷川がこの世を去った。 当時、気鋭の演出家・藤田と長く日本の演劇界を牽引する演出家である蜷川という組み合わせは意外なものだったし、どんな作品になるのかとても楽しみにしていた。 その『蜷の綿 -Nina’s Cotton-』が3年半を経たいま、リーディング公演として蘇るのだという。 驚いたのは出演者だ。「リーディング公演」が朗読劇とは異なるものであることは頭でわかっていても、やはりイメージするのは、少ない人数で上演されるもの。けれど今回の公演ではさいたまゴールド・シアターから31人、さいたまネクスト・シアターから12人、計43人の名前がクレジットされている。そして場所も、とても広いステージをもつ彩の国さいたま芸術劇場の大ホール。演出は藤田自身ではなく、長年蜷川の演出助手を務めてきた井上尊晶が手がけるという。 藤田は3年前、どんな物語を用意していたのだろう。そしていま、『蜷の綿』はこの広いステージとたくさんのキャストを使って、どんな公演になるのだろう。

19/10/4(金)

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