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水先案内人のおすすめ

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山内宏泰

ライター

ヨコハマトリエンナーレ2020 「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」

横浜美術館とプロット48、日本郵便歴史博物館を舞台にして展開されているのが、3年に1度の国際アート展。コロナ禍のこのご時世の中、よくぞ開催へ漕ぎ着けて運営し続けているもの。その勇気と行動力にまずは拍手を。立体作品や参加型作品が多く、体感を重視した展示になっているのは、「足を運んでよかった」と思わせる仕掛けにもなっていていい。と言いつつも、最も胸に残る展示はといえば佐藤雅晴《死神先生》シリーズである。平面の絵画作品で、アパートの呼び鈴など身近なモチーフを単純化して描いているだけなのだけど、どんな大掛かりな作品よりも個人のまなざしの強さが感じられるのだった。

20/9/4(金)

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