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山内宏泰

ライター

青木野枝 霧と鉄と山と

ジャンル分けするなら「彫刻」ということになるだろう青木野枝の作品はしかし、対面していても彫刻を観賞している気分にはならないから不思議だ。何やら見たことのない、これまで名付けられてもこなかったんじゃないかと思わせるモノが、いきなり目の前に出現したように感じられて戸惑う。 輪っか状に加工された無数の鉄のパーツを連ねて、こんもりとかたどった巨大オブジェは、どこか山の化石のように見えた。たしかな存在感を放つ未知の山のふもとに身を置くのは快くて、いつまでも佇んでいられそうだった。モノのスケール感も時間感覚も、そして半ば言葉も失って、ただそこにいる。何かと純然として向かい合うとはこういうことかなと思わせてくれる体験だ。

20/1/25(土)

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