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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人
三枝 成彰
現代作曲家
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』〈新制作〉
21/5/22(土)~21/5/23(日)
めぐろパーシモンホール 大ホール
18世紀に活躍した作曲家・ヘンデルは、セバスティアン・バッハと同い年に生まれ、後世“音楽の母”“音楽の父”と並び称されるようになりました。『セルセ』は、紀元前のペルシャ王クセルクセスを主人公にしたオペラ。『セルセ』といえば、独立して歌われることの多い“オンブラ・マイ・フ”が収められたオペラとして知られています。 5月22日(土)・23日(日)に目黒のパーシモンホールで行われる二期会公演は、“オンブラ・マイ・フ”だけではない、このオペラの真の魅力を知ってもらおうという意欲的な企画。コンテンポラリー・ダンサー、そして振付家として知られる中村蓉さんが、初のオペラ演出に挑戦されます。指揮は、バッハ・コレギウム・ジャパンの元首席チェロ奏者であり、バロック音楽に精通する鈴木秀美さん。どんな世界観で上演されるのか、楽しみです。 それぞれダブル・キャストで、セルセに新堂由暁さん(22日)、澤原行正さん(23日)、アルサメーネに櫻井陽香さん(22日)、本多都さん(23日)ほか。
21/5/12(水)