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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン
大島 幸久
演劇ジャーナリスト
劇団民藝 『正造の石』
19/2/14(木)～19/2/25(月)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
劇団民藝の今年のレパートリーは新劇らしい反骨の精神が脈打つ作品を並べたという。その幕開けが『正造の石』だ。明治末の東京が時代背景。主人公は新田サチ。生まれ故郷の栃木県谷中村から上京したのが26歳。足尾銅山から流れ出した鉱毒で村は汚染され、住み込みの家政婦になるのが目的だった。物語は婦人解放運動家・福田英子の家で働く中で動き始める。 福田家を紹介したのが鉱毒反対運動の中心人物の田中正造。サチは実は福田家の...
19/2/2(土)
