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水先案内人のおすすめ

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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン

大島 幸久

演劇ジャーナリスト

『Home,I'm Darling~愛しのマイホーム~』

出演者は6人。英国の劇作家ローラ・ウェイドによる戯曲は2019年度のローレンス・オリヴィエ賞でベスト・ニュー・コメディ賞を受賞した、まさに現代に足場を置いた作品だろう。2組の夫婦を中心にした6人は、幸せな家庭、素敵な夫婦を築こうとする、ごく普通の庶民。しかし、喜劇の常として、おかしな何かが起きる。 1950年代のライフスタイルを追求している、というのが共通する2組の夫婦。ここがミソ。舞台は現代のロンドン近郊。鈴木京香が演じるジュディは専業主婦。3年前に失業して以来、今の生活を満喫している。だが実際はその生活を維持するために家計は火の車なのを夫のジョニー(高橋克実)は知らない。ジュディの母親シルヴィア(銀粉蝶)は、仕事をしない娘を理解できない。自分の若い時代と比較して不満なのだ。 もうひと組がフラン(青木さやか)とマーカス(袴田吉彦)の共働き夫婦。仲は良いものの家事をしない夫に妻は不満を抱いている。やがて思わぬ出来事が……そして夫婦間に危機到来。なぜ1950年代なのか。白井晃の演出に注目したい。

21/10/17(日)

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