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大島 幸久
演劇ジャーナリスト
『お気に召すまま』
19/7/30(火)~19/8/18(日)
東京芸術劇場 プレイハウス
シェイクスピアの恋愛喜劇が『お気に召すまま』。注目しているのは熊林弘高の演出だ。熊林はまだ40歳を越えたばかり。しかし、気鋭の演出家として期待が大きい。『おそるべき親たち』や『かもめ』といった翻訳劇で刺激的な仕事を見せていた。今回の肝心のキャストはそれらで起用した、いわば仲間を多く配役している。 ロザリンドが満島ひかり、兄オリバーが満島真之介、シーリアが中嶋朋子、オーランドの坂口健太郎は2度目の舞台出演。そして召使タッチストーンの温水洋一や山路和弘、久保酎吉らベテランこそ楽しみだ。男装して逃げるロザリンドとオーランドの恋、オリバーとシーリアの恋の行方。アーデンの森の中での恋模様は何が起きるか分からない。
19/7/21(日)