この数年の間に観てきた国内製作オペラの中で、個人的に際立って印象的な舞台が、『フィガロの結婚』〜庭師は見た！〜公演だ。 首都圏での会場は「ミューザ川崎シンフォニーホール」と「東京芸術劇場」という、共にオペラを上演するのには最も不向きなコンサート専用ホールだった。しかし“不向きであるがゆえに工夫をこらす”ことによって、こんなに面白いことが出来る！　ということを証明してみせたステージは、オペラの新たな可能性をも感じさせられる素晴らしさだった。 この秋この「フィガロの結婚」が再演される。会場は前回と同じ「ミューザ川崎シンフォニーホール（9／19）」と「東京芸術劇場（10／30,31）」。更に進化したであろう舞台の出来栄えや如何に⁉

20/10/24(土)