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山内宏泰

ライター

窓展:窓をめぐるアートと建築の旅

窓というテーマは、アートにおいて重要な位置を占める。とりわけ西洋絵画には、窓を描き込んだ作例が古くから現代に至るまで多数ある。窓を描くとまずもって、画面に光を導入することができる。その場に明暗が生まれ、事物に落ちる影は立体的な描写をするのに役立つ。また、遠近法を用いて窓外の風景を描くことで、画面に奥行きが生じる。窓があるだけで絵画はぐっと豊かになるのだ。窓をテーマに古今東西の作品を集めた同展では、さまざまな窓の効用を実地に感じることができる。 数ある出品作のなかでも、アンリ・マティスの《窓辺の女》と《待つ》は胸に残る。マティスは窓のある風景をあえてごく平面的に描くことで、先に挙げた窓の効用たる立体感と遠近感を完全に無効にした。先人が積み上げた遺産をそのまま利用するのもあり、覆して新しい表現を志向するのもあり。アートの自由さを垣間見ることができるのがおもしろい。

19/11/30(土)

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