絶景としか言いようがない。映画の舞台になる“チヴィタ・ディ・バニョレージョ”は、ローマから北東へ約120kmのところにある断崖絶壁の上にある集落。一説には『天空の城ラピュタ』のモデルになった場所といわれ、イタリア有数の観光地だが、現在は崩落が進み、約20人の住民が暮らしているだけとか。 元はニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された舞台『My Big Gay Italian Wedding』。2016年にイタリアの下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン法」が可決されたことを受けて、映画化された。 母親にゲイであることをカミングアウトして疎遠になっているパオロと、“チヴィタ・ディ・バニョレージョ”出身のアントニオが、村中を巻き込み無事に結婚できるかどうか。異色のロマンティック・コメディが幕を開ける。

21/1/21(木)