評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウがいまみるべき1本を毎日お届け! エンタテインメント性の強い外国映画や日本映画名作上映も 植草 信和 1949年生まれ フリー編集者(元キネマ旬報編集長) 侍 シェア ツイート 高校生のころ学校近くにあった神保町の東洋キネマで本作を観て、初めて“桜田門外の変”のことを知った(本作公開2年前の大河ドラマ『花の生涯』は見ていなかったし、舟橋聖一も読んでいなかった)。 岡本喜八作品の中では評価や知名度が低いのは「喜八的カタルシス」が乏しいから、というのは後付け知識。伊藤大輔が二度も映画化しているパセティックな物語(原作は郡司次郎正の『侍ニッポン』で過去四度も映画化されている)は岡本喜八好み... 18/7/17(火)