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浦島茂世

美術ライター

江戸の凸凹 ―高低差を歩く

このところ『ブラタモリ』のタモリさんのように、坂や高低差などの視点から街並みを愛でる人々が急増中。地形をテーマにした書籍も増えていて、地形ブームという言葉も生まれています。このブームがとうとう美術館まで波及してきました。この展覧会は、江戸時代の浮世絵から、江戸の地形を読み解いていくという斬新なもの。愛宕山や駿河台などの山や、御殿山の絶壁などを見ていくと、東京はビルこそ増えてしまったものの、江戸時代と地形は殆ど変わっていないことがわかります。特に「そのまんまやん!」と思ったのは、九段坂。お堀も坂も、道の幅もほとんど当時のままなのです。展覧会を見た後に、浮世絵に描かれた場所に足を運んでみると、さらに楽しい気分になれそう。

19/6/2(日)

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