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ホラー、ミステリー、トンデモ映画が大好物

春錵 かつら

映画ライタ―

死体語り

「死者に口なし」……ただし彼以外にとってだけ。 死体安置所に勤めるステニオは死者と対話する能力を持っている。誰もその事実は知らぬまま地道に暮らしてきたが、冴えない暮らしに夫婦仲は最悪。これまではただ死者の言葉を聞くだけだった彼だが、“ある禁忌”を犯したことで、家族もろとも恐怖に巻き込まれることになる。 『ABC・オブ・デス2』に参加したデニソン・ラマーリョ監督の長編デビューとなる本作。世界有数の治安の悪さを誇るブラジルで作られたオカルトホラーは、先の読めない主人公の成り行き、溜めずに発現する心霊現象……恐怖表現も既存のホラー作品にありがちな展開とは一味違い、目新しい恐怖を目にできる。 存外におしゃべりな“モノ言う死体”のVFX描写も少し荒いがゆえの違和感が不気味で、却って恐怖を煽ることに功を奏しているように思う。 その「ギフト(能力)」は一体なぜ彼に与えられたのか。そして誰が与えたのか。必ずしもうまく扱える人だけに「ギフト」が与えられるとは限らない。そしてそれは恩恵かもしれないし、誘惑かもしれないのだ。 「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019」上映作品。

19/10/21(月)

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