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水先案内人のおすすめ

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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン

大島 幸久

演劇ジャーナリスト

舞台『サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー』

副題が「ルイ16世の首を刎ねた男」とある『SANSON(サンソン)」。フランス革命期に実在したシャルル=アンリ・サンソンは死刑執行人であり、医師でもあった。ギロチン(断頭台)を発明したひとり。フランス王ルイ16世、マリー・アントワネット、革命を指導したロベスピエールを断頭台に送り込んだ。それを演じるのが稲垣吾郎である。え、何、吾郎ちゃん? ホント、ウソ~。2016年にSMAPが解散してもう5年、演劇、舞台が大好きなアイドルは47歳になった。生命を生かす医師、殺す執行人。任務を全うするため悩み苦しむサンソン。「運命」「宿命」をどう表現するか。ルイ16世を中村橋之助、医師ギヨタンを田山涼成、父親とロベスピエールを榎木孝明のほか、橋本淳らが出演する。白井晃の演出、脚本は中島かずき、音楽が三宅純というスタッフも魅力的だ。

21/4/12(月)

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