評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!
演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン
大島 幸久
演劇ジャーナリスト
『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』
20/1/25(土)~20/2/23(日)
東京芸術劇場 シアターイースト、千種文化小劇場、茨木市市民総合センター、まつもと市民芸術館 特設会場
登場人物はひとり、上演形式もユニークな一人芝居が『エブリ・ブリリアント・シング』。翻訳・演出が谷賢一、演じるのがミュージカル『BOYS TIME』で舞台デビューして20年の人気俳優・佐藤隆太。その男性がリストを手にして自分の幼少期を語り始める。 7歳の少年が、入院した母親を勇気づけるためありとあらゆる“ステキなこと”を書き連ねているのがリスト。一番・アイスクリーム、二番・水鉄砲合戦、三番……。ユニークな形式とは、主人公を取り囲む形の観客が全員着席してから始まる。さらに観客を巻き込むように主人公とのやり取り、キャッチボールでも物語が進行していく。佐藤にとって初の一人芝居による1時間強。イギリス初演の台本を読み、好奇心が沸いてアメリカ公演を観劇したという。
20/1/25(土)