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水先案内人のおすすめ

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洋画、邦画、時々アニメ 映画で人生が変わります

堀 晃和

ライター&エディター。記者歴27年、元産経新聞文化部長。映画と音楽と酒文化が守備範囲。

都会のトム&ソーヤ

「はやみねかおる」といえば、子供たちには特に大人気の作家だ。名探偵・夢水清志郎が数々の事件に挑む謎解きミステリー『名探偵夢水清志郎事件ノート』などのシリーズものは軒並みベストセラーに。実写化された『都会(まち)のトム&ソーヤ』もそんな大人気シリーズのひとつだ。 中学2年の内藤内人(ないと)は転校生で、自称「どこにでも居る平凡な中学2年生」。ただ、見かけによらず、非凡なサバイバル能力を秘めている。内人の友人が学校一の秀才といわれるクールな竜王創也(そうや)。大企業「竜王グループ」の御曹司だ。ゲームクリエイターとしての豊かな才能も持つ。 学校帰りに内人は創也の隠れ家「砦」に導かれる。そこで2人は意気投合。内人は創也とのゲーム体験を通じて成長していく。ある日、街中が舞台のリアルなゲーム「エリアZ」がスタートして……。 物語のおもしろさは言うまでもないとして、やはり映像表現に注目してほしい。監督は、相米慎二、黒木和雄、崔洋一、本広克行、堤幸彦ら名だたる名匠のもとで助監督を務めた河合勇人。カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作『万引き家族』で脚光を浴びた内人役の城桧吏(かいり)ら少年たちの活躍がまぶしい。

21/8/2(月)

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