四万温泉

群馬県の北西部、三国山脈から流れる四万川に沿って湧く、標高700mの高地の湯、四万温泉。延暦年間(782~805年)、征夷大将軍坂上田村麻呂が立ち寄ったという伝説があり、永禄6年(1563年)には最初の湯宿が開かれた。戦前までは、四万の病を治す温泉といわれ、長逗留の客を主に湯治場として栄えた。近隣の他の温泉地と同様に、高村光太郎、太宰治、斎藤茂吉、井伏鱒二など多くの文人に愛され、今も静かな街並みを残す。3か所の共同浴場と2か所の飲泉所、3か所の足湯をまわる外湯めぐりも楽しみ。
全ての写真(3)を見る