日光二荒山神社・神橋

橋の長さは28m、幅7.4m、水面からの高さは10.6mで、昔は「山菅の蛇橋」などと呼ばれていた。黒漆塗と朱のコントラストが美しく、日本三大奇橋のひとつに数えられる。奈良時代の末に神秘的な伝承によって架けられ、神聖な橋として尊ばれた。現在のような神橋に造り替えてからは、もっぱら神事や将軍社参など、参向のときのみに使用され、一般の通行はできなかったが、昭和48年(1973年)から再び一般も利用できるようになった。山間の峡谷に用いられた「はね橋」としては、日本で唯一の古橋で、国の重要文化財、平成11年(1999年)には世界遺産にも登録された。
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