殺生石

大昔、中国やインドで悪行をつくした「九尾の狐」伝説にまつわる史跡。付近一帯で噴出している硫化水素や亜硫酸ガスなどの有毒ガスは、狐が化身した大きな岩が、今もなお毒気を吐いているものといわれている。俳人・松尾芭蕉もこの地を訪れ、「奥の細道」に「石の香や 夏草赤く 露あつし」と詠んでいる。2022年3月上旬に割れてしまい、慰霊祭並びに平和祈願祭が執り行われた。国指定名勝。
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