霊山寺

天平8年(736年)創建。聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立。東大寺大仏開眼導師としても知られる婆羅門僧正菩提僊那によって霊山寺と名付けられる。鎌倉時代、北条氏の帰依厚く、多くの寺領を下付され、その後は徳川幕府の御朱印寺として寺勢21か坊を数えた。明治維新の廃仏毀釈により、200体の仏像焼却にあうも再度隆盛を見る。国宝本堂、重文建築6棟、重文仏像宝物30点所蔵。昭和32年(1957年)開園の4000平方mのバラ園には、200種類、2000株のバラが植栽されており、例年5月から6月と、10月から11月にかけて見頃を迎える。