黒羽城跡(黒羽城址公園)

黒羽城跡(黒羽城址公園)
八溝山西麓の伊王野黒羽支丘の突端を利用して築かれた城の跡。西に那珂川、東に松葉川が流れ、天然の要害であった。戦国時代末期の天正4年(1576年)に大関高増が築城し、明治維新まで300年近くにわたり大関氏(外様大名)が本拠とした。江戸時代を通じ、外様大名が藩主として支配したのは関東では珍しい例である。元禄2年(1689年)には、松尾芭蕉が奥の細道の旅の途中に、14日間城下に滞在したという記録も残る。多くの空堀(一部水堀)や土塁からなる複郭の山城で、現在でも本丸周辺の堀や土塁が比較的良い状態で残っている。本丸跡からは那須、日光連山が一望でき、城址公園として憩いの場となっている。

アクセス

栃木県大田原市前田

東北新幹線「那須塩原駅」から雲巌寺線の市バス約36分「大雄寺入口」~徒歩10分、またはJR東北本線「西那須野駅」から黒羽・福祉大・五峰の湯線の関東バス約40分「大雄寺入口」~徒歩10分、または東北自動車道「西那須野塩原IC」・「黒磯板室IC」から車約30分

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お問い合わせ

0287-23-3135

大田原市教育委員会文化振興課文化財係 0287-23-3135

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