西山酒造場
丹波杜氏の技を連綿と伝える西山酒造場。俳人、高浜虚子の命名で誕生した清酒「小鼓」が全国的に有名であるほか、近年では、焼酎、梅酒、ジン、ブランデー、リキュールといった新たな分野にも挑戦するアグレッシブな商品展開をしている。虚子をはじめ多くの文人や画人が集う文化サロンとしても活用されていた離れなど、3棟が国の登録有形文化財であり、虚子の俳句、小川芋銭の画などが飾られている。歴史を感じる敷地内は、ガイドの案内により、酒蔵見学(※要事前予約)が楽しめる。瓦ぶき木造二階建ての直売所には、蔵でかつて使用していた日本酒を搾る木製の槽(ふね)や酒樽が再利用されているのも興味深い。随所に西山酒造場の歴史と世界観が感じられる。2024年より、敷地内に酒・発酵・芸術の複合施設「鼓傳-koden-」がオープン。カフェ、おやつショップ、ワークショップスペース、宿、ギャラリーを兼ね備え、酒蔵の味覚、歴史を楽しむことができる。
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