屏風岩公苑

兜岳の西側に位置する屏風岩(標高940m)は、鋸の刃のように鋭くそびえる奇峯。垂直に柱状の割れ目が入った高さ約200mの柱状節理(ちゅうじょうせつり)の断崖は、幅約2kmにわたり、その名が示すようにあたかも屏風を立てたように屹立している。岩壁には、春になるとミツバツツジなどが咲き広がり、麓に整備された公苑では、例年4月中旬から下旬にかけて山桜が見頃を迎える。秋には紅葉で彩られるなど、花木と岩壁が織りなすコントラストは圧巻。国の天然記念物に指定されている。