岩倉具視幽棲旧宅
江戸末期から明治初期に活躍した政治家で公家の岩倉具視(1825~1883年)が、洛中から追放された幕末の約3年間を過ごした旧宅で、国指定史跡。岩倉は、明治維新における王政復古に力を注いだ“維新の十傑”のひとりとして知られる。居宅は、茅葺の質素な主屋と瓦葺の附属屋、繋屋から成り、敷地の南土塀に表門を構え、門を入って主屋南庭に通じる中門、池庭などがある。主屋の東側には、岩倉の遺髪を収めた慰霊碑が、槇子夫人の碑と共に祀られている。敷地の東側にある対岳文庫(国登録文化財)では、岩倉の遺品類や明治維新関係文書などを展示・収蔵している。
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