たつの市立室津海駅館
近世から近代にかけて“廻船問屋”として活躍した豪商「嶋屋」の遺構。建物は、嶋屋(三木)半四郎が江戸時代後期に建てたもので、明治6年(1873年)に一部増築されている。室津の町屋の特徴をよく残す「切妻平入り本瓦葺き二階建て」で、座敷回りの意匠が優れていることから、室津の大規模な町家を代表する数少ない貴重な建物として、市の文化財に指定されている。館内では「廻船」、「参勤交代」、「江戸参府」、「朝鮮通信使」の4つのテーマで、海の宿駅として栄えた室津の歴史を紹介している。