アーティストのSHINさんがさまざまなスイーツを味わい、探求していく連載企画「音楽甘党遊戯」。
スイーツが大好きだというSHINさんが、さまざまなカフェや喫茶店を訪れていきます。アーティストならではの表現でスイーツの魅力をお伝えしていくほか、ふとしたときにSHINさんが見せる素の「おいしい笑顔」にも注目です!
今回訪れたのは純喫茶「青山壹番館」。
渋谷駅から徒歩10分、喧騒から離れ落ち着いた場所にあるこちらの建物は、どこかレトロな雰囲気を感じさせます。それもそのはず、オープンから半世紀近く経つ、歴史ある喫茶店なのです。
まず、お店の外にあるメニューに視線を惹かれたSHINさん。
「トーストセットにポテトチップスがついてるんですね。珍しいなあ」と興味津々。
店内に入ってみると、なんとなくデジャヴを感じるような気分に。どこかで見たことがあるような、と思う方も多いのではないでしょうか。
実は「青山壹番館」、ドラマのロケ地として使われていることが多いのだとか。
窓際の席に座ったSHINさん。
「インテリア、めっちゃかわいいですね。照明も。家にほしいかも」と空間を堪能します。
それから、メニューを広げて、いただくスイーツも吟味。
「あー、モーニングセットもいいですね。甘いの、どれにしようかな」と心なしか、ワクワクしているようにも見えます。
そんなSHINさんが選んだスイーツは2種。まずはブレンドコーヒーから。
「カップもかわいい」
そう微笑んでから一口。
「薫りがしっかりしていて、癖がないですね。どんなスイーツにでも合いそうだし、味を引き立ててくれそう」
青山壹番館では作り置きではなく、1杯ずつ丁寧にサイフォンで淹れているのだそう。濃いコーヒー、というよりも飲みやすさを追求。コーヒーが苦手な人でも飲みやすい1杯になっています。
そんなコーヒーとまずいただくのはレアチーズケーキです。
お店で毎日作っているというチーズケーキ。量は、多くは作っていないので、日によっては売り切れになることも。
メインで使われているのはナチュラルチーズです。層になった断面が美しいこと……!
「綺麗ですね」とSHINさんも目を細めます。
チーズケーキを一口ほおばり「マジでおいしい!」と声がワントーンあがります。
「使っているチーズ単体でもきっとおいしいんでしょうね。二段階で味わいが訪れるような、さっぱりとした味わいの後からグッと来る甘さ」
二口目をいただき、うんうん、と大きく頷きます。
「甘さが押し寄せてくる、バラードみたいな感じ。イントロが静かに入って、サビでグッとくるバラードに似てますね」と、音楽になぞらえて味を表現したあと、はにかむSHINさん。
「甘すぎないのもいいですね。しっとりとしていて、食後でもお茶と一緒にいただけるんじゃないかな。でも、甘いものが食べたい!というときでも満足感がありそう」