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アーティストのSHINさんがさまざまなスイーツを味わい、探求していく連載企画「音楽甘党遊戯」。
スイーツをこよなく愛するSHINさんがカフェや喫茶店を訪れ、新しい「おいしさ」と出会います。今回はどのような言葉で素敵なスイーツを表現してくださるのでしょうか。
訪れたのは自由が丘駅から歩いて3分ほどのところにある「花きゃべつ」です。
お店は素朴な佇まいで、穏やかな町の風景に溶け込んでいます。創業44年、現在は5代目のオーナーが切り盛りする歴史のあるお店です。平日は仕事の打ち合わせはご近所の方、土日は女性客でにぎわうと言います。
こちら、実は「パンケーキ専門店」。もはやスイーツといえば、というところでパンケーキは欠かせないところですが、連載で登場するのは初めてです。専門店のパンケーキ、一体どんな味わいなのか、ワクワクが膨らみます。
お店の中に入ったSHINさん、「素敵な雰囲気のお店ですね」。
そして今回は装いも春っぽいです。
「今日はハイネックじゃありませんよ!」とキリリ。
さて、早速、メニューを選んでいきます。パンケーキの悩ましさは、パンケーキ×甘いもの、パンケーキ×しょっぱいもの、と選択肢が豊富にあるところです。
何より、花きゃべつではメニューがたっぷり！
オーナーさん曰く、「レシピはスタッフのアイディアを取り入れて増やしています。1代目から比べると倍以上になっています」とのこと。
「しっかり甘いのもいいですけど、甘いのとしょっぱいのって最高ですよね」と苦悩の表情を浮かべます。
悩んだ末、甘い×しょっぱいでエンドレスにパンケーキを楽しめてしまいそうな「ベーコンエッグ」に決定です！
パンケーキには、はちみつとメープルがついてきますが、SHINさんは「はちみつにしましょう！」とチョイス。とろ～りとパンケーキにかけていきます。これだけでも、すでにおいしいですね。
パンケーキにはカリカリのベーコンと、半熟の目玉焼きがついています。
まずはパンケーキだけをパクッ。
「うま！ バターのしょっぱさかな。塩っけがあっておいしい！」
もう一口食べて、「正義だわ、これは」。
パンケーキと言えば、10年以上前に大流行し、現在ではすっかり定番のスイーツとなっています。そこで話題は昨年流行したスイーツへ。
ちなみに、2022年に流行ったスイーツについてお聞きすると……。
「これ答えられないとまずくないですか!?(笑)」
とは言え、パンケーキやタピオカほど爆発的に流行ったものをパッと思いつくのは2022年の場合は難しいかも？
「わたあめ？ はだいぶ前か。クリームソーダも流行りましたけど、これも少し前ですよね」と推理していきます。
「わらび餅とかですか？」さすがSHINさん！ 最近、飲むわらび餅など注目されつつあります。
そして、2022年に流行したもの、として挙げられるの進化系が登場しているカヌレ、さつまいもスイーツなどです。
「そういえば、ナチュラルローソンのカヌレは好きでよく食べます！」とSHINさん。
2022年は、新スイーツというよりは昔からあるスイーツの魅力を再確認という年だったのかもしれませんね。
そんなお話もしつつ、もりもりと食べ進めていくSHINさん。
半熟の目玉焼きもぷつりとナイフを入れます。この黄身が流れ出す瞬間がたまりません！
「これはどうやって食べるのが良いのかな。パンケーキにベーコンと一緒に重ねて食べるのが良いのかな」と試行錯誤。「切って、まとめて、のせて」とパンケーキとハムエッグのミルフィーユを作っていきます。
「ホットケーキだけでももちろん美味しいんですけど、ベーコンと卵との組み合わせの美味しさが、まるで朝聴く計算しつくされたジャズのような安心感と心地よさがあります。
朝食にこのプレートをいただきながら素敵な一日を始めたいなと思いました！」
「ベーコンが厚いですね。僕、ベーコンはカリカリにの焼いてあるほうが好きなんですよ。それも嬉しいな」
続いてはベーコンとパンケーキを一緒に。
「うまい、うまい！ やっぱりこのしょっぱさと甘さの組み合わせは最高ですね。ベーコンと食べると、パンケーキのもちもちがよりわかるかも。このベーコンは朝食に毎回食べたいくらい」
実はあまりパンケーキを食べる機会がないというSHINさん。
好みの生地についてお聞きしてみると、「食べ比べる機会はあまりないですけど、このもちもちは好きですね」
今日もたっぷりとスイーツをいただいたSHINさん。
次回は一体どんなお店を訪れるのでしょうか。
撮影協力
花きゃべつ
住所：東京都目黒区自由が丘1-7-3 自由が丘第一マンション 1F
電話：03-3724-0310
https://hanakyabetsu-pancake.amebaownd.com/
プロフィール
SHIN
2011年エピックレコードジャパンからヴィジュアル系ロックバンドViViDのボーカルとしてデビュー。
その圧倒的な歌唱力と魅力的なルックスを持ち合わせる逸材として話題となり、結成2年で日本武道館公演を行う。
2015年ViVID解散後、2016年12月六本木 EX THEATERでのワンマンライブでソロボーカリストSHINとして復活を果たす。
2017年に1stアルバム『Good Morning Dreamer』をリリースし、2018年にはYouTube channel「SHIN LOIDちゃんねる」を立ち上げ、登録者数は現在12万人を超える。
2020年より咲人(ナイトメア)とのプロジェクトSEESAWも始動するなど、その活動は多岐に渡る。
YouTube『SHINロイドちゃんねる』
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SHIN OFFICIAL WEB SITE
撮影／友野雄、取材・文／ふくだりょうこ、企画・構成／藤坂美樹