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桐山漣の「月刊キリヤマガジン」

キャンプ編 PART1「等身大の桐山漣」

不定期連載

第1回

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俳優デビューから15年あまり。その間、数え切れないほどの作品に出演し続けてきた桐山漣さん。しかし、意外なことにこうしてweb上で自身の連載を持つのは、これが初めてなんだそう。

どんな連載にしていこうか。第1回目の打ち合わせで、桐山さん自ら提案してくれたのが、37歳のひとりの男性として普段どんなことを楽しんでいるのか、何に好奇心のアンテナを張っているのか、「等身大の桐山漣」を発信していくことでした。

ということで、記念すべき第1回、桐山さん自身の希望で訪れたのが、こちら。東京から車で約2時間。都内唯一の村である檜原村です(※島を除く)。

見ての通りの大自然。四方を山々に囲まれ、すぐそこには透き通るような渓流が。

ここが東京だということが信じられないくらい自然豊かなこの場所で今回トライするのが、ひとりキャンプ。プライベートでも、友人とよくキャンプに出かけるという桐山さんの1dayキャンプが始まります。

まずはキャンプギアのセットから。渋みのある木目とシックな色合いが大人の男を演出するこれらのギアは、アウトドアブランド「デバイスワークス」のもの。実はこのチョイスも、桐山さん本人。この日のために、自らショップと交渉し、アイテムを調達してきたのです。

ひと作業終えたところで、まずはノンアルビールで乾杯。いつもと同じビールでも、風光明媚な山あいでいただくと、一層おいしく感じられます。

炭と薪を投じ、火を起こします。

じゃがいもを川で水洗い。さて、何をつくるのでしょうか。

ベーコンを1.5cm幅くらいにカットし、じゃがいもに細かく切れ目を入れていきます。

そして、じゃがいもの切れ目にベーコンを挟みます。これで下準備は完成。

自然の中で作るキャンプ飯 レシピ教えます

いい感じに火が強くなってきたところで、牛肉を直焼き。

立ちのぼる肉の香ばしい香りに、桐山さんも思わずこの笑顔。

焼けた肉を、わさびと塩で味付けして、パクリ。

ちなみにこの塩は、「ろく助塩」という普段から桐山さんがよく愛用しているもの。昆布と松茸の旨味が凝縮された独特の風味が、お肉のうまさを引き立てます。

作って食べる ただそれだけで幸せになれる!

そして、先ほど準備したベーコンポテトはアルミホイルに包み、塩コショウをひとつまみ、さらにオリーブオイルをたっぷりかけて、30分ほど火にかけます。

味付けはバターとにんにくチューブ、それからドライパセリをお好みの量で。

じゃがいもにベーコンを挟むことで、ちょっと見た目的にも面白い一品になりました。

そして次はアヒージョ。プチトマトにパプリカ、アスパラ、さらにマッシュルームにベビーホタテで色彩も鮮やかに。

オリーブオイルをひたひたに注いで、アクセントにローズマリーをひと乗せ。

こんがり焼けたブレッドとともに…。

がぶりとまるかじり!

おいしい空気が最高のスパイス。これぞキャンプ飯の醍醐味です。

ちなみに、このメニューももちろん桐山さんセレクト。簡単で、見た目も綺麗という観点から選んでくれたそう。ぜひ真似してみてください。

そして…今回のキャンプの様子が動画でも楽しめます!

桐山さん流1dayキャンプはまだまだ続きます。次回をお楽しみに!

桐山漣からMessage

みなさん、こんにちは。桐山漣です。

今日から僕の連載「月刊キリヤマガジン」が始まります。こうやって連載を持たせていただくのは生まれて初めて。シンプルに感謝の気持ちがあるし、せっかくいただいたこの場を僕にとって大切なものにしたいなという想いがあります。

俳優という仕事を始めて15年以上が経ちましたけど、改めて僕は「ものづくり」が好きなんだなって。心をこめて何かをつくって、それが誰かに届き、心を動かす。その喜びが忘れられなくて、この仕事を続けているような気がします。

だから、この連載のお話をいただいた時も、どんな新しい挑戦や発見ができるのかとか、内にあるものをアウトプットして、それをみなさんにご覧いただけるということに非常にワクワクしました。自分が今までやりたいと思っていたことやこれからの出会いの中で生まれてくる何かを、自分なりに納得のいく形で表現できればと思っています。

記念すべき第一回目はプライベートでも行ってるキャンプをテーマにしました。普段と違う自然の中に身を置くことに、子供みたいな憧れが常にあって笑。まずはロケ地使用するキャンプギアを選ぶところから始めました。

個人的に俳優という仕事には、現場に行ったら、たくさんの人の手によってあらゆる環境が整えられている中で如何なる表現をしていくかという感覚があります。

なのでここでは俳優・桐山漣というよりは、今この時代にこの社会で生きている桐山漣を出したくて、そのためにも、自分自身がいいと思ったものを中心にして、チームのみなさんと一緒に「楽しみながら表現していければと思ってます。そんな気持ちをお届けするのにも、この初回のテーマは我ながらぴったりだった気がしてます笑。

ロケ地の流水庵は、僕の友人が運営している施設です。キャンプギアをお借りしたデバイスワークスさんもずっと気になっていたブランドで。キャンプブランドってどちらかと言うと、カジュアルで明るいイメージがあると思うんですけど、デバイスワークスさんはエッジが立ってて、攻めている印象だったんですね。それがすごく好きで。

実際にデバイスワークスさんの店舗にお邪魔して、ギア一式と、キャンプベストをお借りしてきました。お店の方に色々お聞きしながら、道具に触れることで、使う前なのにもう愛着が湧いてくるような気がして。何かを始める前のそういう人やモノとの関わりみたいなものを大事にしたいなと改めて感じることができました。それはこの連載をする上でも同じで、たぶん僕の性分そのものなんだと思います。

衣装はご覧の通りの黒一色。普段キャンプをするときは、それまでの経験上汚れてもいいように黒を着ることが多かったから、今回もその場との相性を優先して、写真写りは度外視しました笑。

そうやってこの「月刊キリヤマガジン」では、自然体な自分でやっていけたらなと思ってます。

俳優というのは、役を通じて、みなさんに知ってもらうことがほとんど。それはもちろんありがたいことです。でも、一歩踏み込んで、僕という人間をもっと知ってもらう場があってもいいのかなって。今はそんな気持ちもあります。僕にとっては、それがこの「月刊キリヤマガジン」。この場を通じて、たくさんの人に桐山漣という人間を知ってもらえたらなと思います。どうかこれから末永くお付き合いください。

それでは、今日はこのあたりで。またここでお会いしましょう。

プロフィール

桐山漣

2013年には、韓国『ソウルドラマアワード2013』ネチズン人気賞(JAPAN俳優部門1位)受賞。
主な出演作は、映画『群青色の、とおり道』(佐々部清監督)『新宿スワンII』(園子温監督)『曇天に笑う』(本広克行監督)『貞子』(中田秀夫監督)をはじめ、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(NTV)、『これは経費で落ちません!』『いいね!光源氏くん』『デイジーラック』(NHK総合)、『おじさんはカワイイものがお好き。』『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(読売テレビ/NTV系)キラ役でネットを騒がせる。以降、『白い濁流』(NHK-BS)、『おいハンサム!!』(CX)・『カナカナ』(NHK)など幅広い役を演じ分ける。CX『テッパチ!』の出演が決まっている。

撮影/鬼澤礼門、動画撮影/比嘉久人、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/江夏智也
衣装・小物協力/
ウッズ(ハワード)
(問) ハワード tel : 03-5728-5858www.haward.co.jp/woods.html
SICKNESS シックネス  @sickness_tokyo
https://the-park-store.com/products/list.php?maker_id=16
deviseworks
DEVISEWORKSオンラインショップ (dwcamp.com)6
ロケ場所/流水庵 https://www.instagram.com/hinohara_ryusuian/