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山下幸輝「こきぴあ」

初めまして、山下幸輝です。

月2回連載

第1回

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こんにちは、山下幸輝です。

今日からぴあで僕の連載が始まることになりました。内容は、僕が日々感じていることや考えていることを綴ったり、やってみたいことに挑戦したり、話してみたい人に会いに行ったり。ひとつのことに縛られすぎず、いろいろやっていこうかなと考え中です。

僕自身、あんまり自分のことを話すのが得意なほうではないから、こういう場があるから引き出してもらえるものもあるのかなと。ぴあチームのみなさんのお力をお借りしながら、まだ見せたことのない山下幸輝を知ってもらえたらなと思うので、よろしくお願いします!

ということで、今回は第1回ということで、自己紹介も兼ねて「山下幸輝を形成する5つの要素を教えてください」とぴあチームさんからお題をいただきました。

5つの要素……? うーん、なんやろうなあ。

まずはやっぱり“ダンス”かな。よくみんなからどこでも踊ってるねって言われます。音楽が鳴ってるときもそうやし、全然かかってないときでも無意識のうちに踊ってて。人に言われて「あ、確かに」と気づくタイプです。

根本的に、ずっと止まってるのが無理な人なんですよ。歯を磨いているときとか、電話しているときも、つい歩いちゃう。何かしら動いていないと落ち着かないんですよね。よく小学校の通知表で「落ち着きがない」と書かれていました。

あと「もっと勉強を頑張って」とも書かれてましたね(笑)。勉強は苦手です。人生でいちばん勉強したのは中学受験のとき。それも、入りたいダンス部があって、そのために絶対その中学に受かろうと思って頑張っていただけやから、そういう目的がなかったら絶対やってなかったと思います。

何でもそうなんですけど、目的があったら頑張れるんですよね。今も英語と韓国語を習いはじめていて。これもグローバルに活動ができたらという目的があるからやれているんだと思う。まだ始めたばっかりなので、これからという感じですけど。よくSNSでも韓国語でリプをくれている方がいて、ちゃんと自分で読めるようになるのが今の目標です。

2つ目は“姉”かな。お姉ちゃんと仲が良くて。お芝居のこととか、プライベートのこととか、悩んだらよくお姉ちゃんに相談しています。しかも、今までお姉ちゃんに助言されたことで、その通りにやって失敗したことが一度もないんですよね。そういう意味でも、すごく信頼している。僕の中で何でも話せる人ですね。

3つ目は、“自由”。人とご飯を食べているときに、よく血液型の話になったりするじゃないですか。ああいうとき、僕は「絶対B型でしょ」と言われるんですけど、その通りです(笑)。基本的にマイペースやし、人に縛られるのも好きじゃない。

集団行動が苦手というわけではないんですけど、基本的に一人でいても平気なタイプです。みんながワイワイしている中に別に入りたいと思わない。そういうときは普通に一人で寝てたりします。

だから、人と仲良くなるときも自分からいけないんですよね。常に受け身。それが、この仕事ではあんまり良くない面もあって。仕事を始めたての頃とか、顔合わせのときによくマネージャーさんから「自分から話しかけにいかないと覚えてもらえないよ」と注意されていました。そこからなるべく自分から声をかけるようになって、最初は苦労したけど、徐々にできるようになってきたかなという感じですね。

この話とつながるところですけど、4つ目の要素は“静か”です。『君の花になる』の(小野寺)宝で僕のことを知ってくれた人が多いせいか、わりとお喋りでキラキラしているイメージを持たれることがあるんですけど、全然そんなことない(笑)。むしろ「意外と寡黙だね」と驚かれることのほうが多いです。

それこそこの時期って4月から新生活が始まる人も多いと思うんですけど、学校とか職場が変わったときって、どう新しい環境に馴染めるかが大事じゃないですか。あれは僕もいつも苦戦していますね。特に共演者の人と最初は何を話したらいいんやろうってなるタイプで。いつもその人のwikiを事前にチェックして、会話のきっかけを探しています(笑)。

僕自身もそんな人間なんで、あんまり大したアドバイスはできないんですけど、もし僕と同じように人に話しかけにいくのが得意じゃない人がいるなら、そういう人は話を振ってもらったときに広げやすいセールスポイントをつくっておくのがオススメ! 僕の場合なら、やっぱりダンスかな。ダンスをやってるというだけで結構リアクションしてくれる人が多くて、ちょっとウェーブとかやると場も盛り上がるんで重宝しています。

そういうのもないという人は、とにかく失敗するのを恐れずにいくしかないですね。僕も自己紹介のときに、ちょっとしたサービス精神みたいなのが発動して、おもろいことを言おうとした結果、スベるみたいなことは何度も経験してきました(笑)。でもだからといって、そこで終わりじゃないですからね。何事も自分のペースでやるのが一番。静かな人間は静かな人間らしく、無理せずやっていったらいいんじゃないかと思います。

最後の5つ目はなんやろう。え〜、まったく思いつかん……。あ、性別は“男”です。どうしよう。ほんまにこんなんしか出てけえへんかった(笑)。

自分のことを話すのって難しいなということを連載1回目にして実感しましたね(笑)。こんな僕ですが、少しずついろんな話をしていけたらなと思います。コメント欄があるので、よかったら感想を残していってください。質問とか、連載でこんなことをやってほしいみたいなことがあれば、そういうのも大歓迎です。全部を実現できるわけではないですけど、しっかり目を通させてもらいます。

連載は月2回、木曜の更新です。次回は、僕にとって縁の深い人と、あるところに行ってきたので、その様子をお伝えできればと思います。一体誰と何をしたのか……。想像しながら待っていてくれたらうれしいです。

じゃあ、また2週間後の木曜に。それまでみんな元気に過ごしてください!

編集部より

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プロフィール

山下幸輝(やました こうき)
2001年11月7日、大阪府生まれ。B型。
2020 年の第33回ジュノンボーイ・コンテスト、ファイナリストとなり俳優デビュー。’22年のドラマ『君の花になる』で注目を集める。’23年は、ドラマ『ガチ恋粘着獣』『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』などに出演。’24年はドラマ『夫婦の秘密』『高額当選しちゃいました』に出演。主演映画『マンガ家、堀マモル』が8 月に公開予定。

撮影/友野雄、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/吉井めぐみ、スタイリング/岩田友裕、衣装協力/DAMAGE DONE 2nd