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森崎ウィン Aiming To Overseas

インタビュアー体験のみんなの質問&写真を大公開!

月2回連載

第39回

こんにちは。森崎ウィンです。

いつもエッセイを読んでくれてありがとう。今回はいつものエッセイと違って、ちょっと特別企画。30thメモリアルブック『-Partner-』を買ってくれた方の中から抽選で5名の方に当たる「インタビュアー体験」が先日行われました。その模様をここでみんなにお届けします。写真撮影のポージング指定もしてもらったので、その写真も載せるね。

ファンのみんなから直接こんな質問をされる機会なんてほとんどないから面白かった〜(笑)。ぜひ自分がインタビュアーになったつもりで読んでください。

それじゃあいくね!

インタビュー①

── 自分の曲を歌うときと他の方の曲を歌うとき、それぞれ意識していることに違いはありますか。

自分で曲をつくるときもそうだし、『PARADE – パレード』のように作家さんからいただくときもそうだけど、森崎ウィンとして歌う曲は、レコーディングの段階からもっとこういう色を出したいというものがはっきり見えてくるし、俺らしさが出てくるんだよね。

自由度が高い分、音楽番組とかで歌うときも、最低限ここはクリアしなきゃいけないというラインはあるけど、あとはその日の気分だったり、場所だったり、スタッフだったり、空気で全然楽曲が違ってくる。だからあんまりああしようこうしようと考えるよりも、その場で得たものを取り入れていることが多いかな。

逆に、ミュージカルの曲を歌うときは、自分自身なんだけど、どこか役の部分もあって。この間、『NO STAGE NO LIFE!ミュージカルを止めるな!』に出させていただいたとき、久しぶりに『ウエスト・サイド・ストーリー』の『Maria』を歌ったんだけど、あのときは劇中で『Maria』を歌った場面の前後を思い出しながら、トニーだったらこういうふうになるかなというのを想像してた。

自分の曲を歌うよりも、いい意味で肩身が狭いんだよね。でも最近は、確かに役の歌ではあるんだけど、俺が表現していることには変わらないから、もっと自分に素直になってもいいんじゃないかなとも思っているので、そのさじ加減はこれからもっともっと突きつめていきたいです。

いちばん苦手なのは、他のアーティストさんの曲を歌うこと(笑)。いちばんプレッシャーがかかるし、できれば歌いたくない(笑)。『うたコン』で宇多田ヒカルさんの『First Love』を歌ったときとか心臓が半分出るんじゃないかというぐらい緊張したからね! もちろん歌わせてもらえるだけありがたいんだけど、プレッシャーがすごいので、できれば他の方の曲は歌いたくないです(笑)。

≪ポージング指定≫
ウィンくんが手を振る時によくやる、親指と他の4本指で何かを食べているみたいなパクパクする手の振り方をお願いします。満面の笑みで!

インタビュー②

── ウィンくんの顔と性格は、お母様とお父様、どちらに似ていますか。

しょうもないギャグを言うところは親父似です(笑)。負けず嫌いなところと、暑苦しいところと、顔は母親寄りだって言われますね。

両親と同居し始めたのは日本に来てからなんだけど、親父は仕事で家にいないことが多かったので、物事の考え方や見方は母親から教えてもらったことが大きくて。自分が大人になって、母親から教えてもらったことの中から、これは使えるなとか、これはちょっと違うなって選別しながらやっている感じ。日々母親の価値観が頭をよぎりながら過ごしています。それぐらいうちの母親は強い人なんですよ。めっちゃ強いの、まじで(笑)。

≪ポージング指定≫
後ろから名前を呼ばれて振り返ってください!

インタビュー③

── もし彼女とデートするなら、ウィンくんは手をつなぎたいですか。手をつなぐとしたら、普通のつなぎ方ですか。それとも恋人つなぎですか。

知りたがるよね〜(笑)。でもそれは俺とプライベートで会わなきゃわからないよ。みんなの前で言ってどうするの?(笑)

まあ、実際のところ、どうなんだろう。手つないだら結構歩きづらくないかな?

たぶん人前であんまりうにゅーっとするのが好きじゃないのかもしれない。もう30だし、人前ではシュッとしていたいかも。

── では、街中ではなく、人の少ないところだったらどうですか。

どうなんだろう……。向こうがつなぎたいと言うのであれば、つなぐかな。つなぐと思います。

── ウィンくんからつなごうという感じではないですか。

俺はあんまりかな。あんまり自分からはいかないかもです。万が一他の人に見られたら嫌だし。これが20代だったら俺も全然キャピキャピしててもいいと思うんだけど、もう30代だし、基本クールでいたいという気持ちの方が強いです。

── ウィンくんは好きな人ができたら自分から告白しますか。それとも待ちますか。

俺は絶対待たない。どのタイミングでっていうのは考えたことないからわからないけど、性格的に好きな人ができたら自分から告白はすると思う。

≪ポージング指定≫
壁ドンをお願いします。真剣な表情で、好きだよという感情が伝わるように。

インタビュー④

── 最近、心に残るほど感動した出来事は何ですか。

ふたつあって。ひとつは、現場マネージャーの成長がすごいんですよ。僕の方が年上という前提でこういう言い方をさせてもらうんだけど、森崎ウィンという人間が現場でやりやすいように細かいところまでケアしてくれて。同じ現場に居合わせた大御所の方のマネージャーさんと並んでも全然対等に見えるの。それを見て、すごく感動しました。

ちなみにそんな現場マネージャーは(取材日の)明後日が誕生日です! 誕生日ということで、俺の現場には来ないそうです(笑)。

あともうひとつは、このエッセイの第37回でみんなに悩み相談をさせてもらったじゃない? あの日は気持ち的にもすごく沈んでいて、話せることがあれしかなくて、でもこの内容を本当に載せるの?っていう話もあったんだけど、澤井さんがウィンのファンだったら大丈夫でしょうとゴーを出してくれたおかげで、ああやってみんなに読んでもらうことになりました。

で、掲載されてからみんなのコメントを読みに行ったんですよ。そしたら、俺が思っているよりもずっと俺のことを見てくれているんだなって感じるコメントがたくさんあって。図星なことも結構あって、うわーってなったりしました(笑)。

でもね、おかげで自分の悩んでいることなんてどうでもよくなったというか。ファンのみんなも同じように考えてくれているんだったら、逆に包み隠す必要ないなって思っちゃったんだよね。悩みが解決されたかと言ったら定かではないんだけど、間違いなく軽くはなった。こんなことで悩んでいる暇があるなら、ひとつひとつの仕事を頑張ろうと思えた。本当にありがとう。

正直悩みって尽きないので、また何かあったらこの場でみんなに相談させてください。

≪ポージング指定≫
「大丈夫だよ」とハグしてくれる直前の、腕を広げた感じをお願いします。

インタビュー⑤

── ウィンさんは今年で30歳。PRIZMAXの解散、そしてソロデビューといろんなことがありました。それらを経た今の気持ちを改めて聞かせてください。

今年は僕にとっていろんな節目を迎えた年で、その中での想いというのは節目ごとのインタビューで語っていることがリアルで、それ以上でもそれ以下でもない、というのがまず率直な気持ちです。

その上で改めて今感じていることは、過去の俺があったから今の俺がいるということ。ソロデビューをしたら、グループがなかったことのようになるんじゃないかと思っているファンの方もいると思うんだけど、そんなことはまったくなくて。むしろグループでやってきたことが、いろんな仕事の現場で活きているなと改めて実感しているところです。

あのときに得たもの、培ったものって絶対に無駄になっていないなと感じながら、日々僕はいろんな仕事に向き合っています。

── ファンへの想いもぜひお願いします。

森崎ウィンという人間を支えてくれているのはファンのみんな。みんながいるから今の俺がいてライブができているということへの感謝は全然変わっていないんだけど、このコロナという状況の中でなかなか直接会うこともできなくて。気持ちをちゃんと伝え切れていないもどかしさがいちばんかな。

ありがたいことにいろんなテレビ番組に呼んでいただく機会が増えたけど、そこで話すことと、ファンの前で話す会話って違うんだよね。だから、ファンのみんなからすると、いつものウィンくんが見られないと思う瞬間っていっぱいあると思うし、ウィンくんが遠い存在になっていくような感じがすると思っている人もいると思う。

正直、俺も心配になるんだよね、離れていかないかなとか。だからね、ファンのみんなに対して思うことは、信じてほしい。芸能人・森崎ウィンじゃなくて、みんなが知っている森崎ウィンはちゃんとここに存在しているからって。

とにかく今は早くみんなともっとこういう会話がしたい! なかなかこういう俺を見せる場が今なくて、それがファンのみんなにはごめんって気持ちだし、俺も悔しい。でもね、いつかその日は必ず来るから。その日まで俺はちゃんとこの仕事を続けられるよう頑張っていく。俺もみんなのことを信じるし、みんなにも俺のことを信じていてほしい、というのが今すごく伝えたい想いです。

── では、これからのウィンさんの目標を聞かせてください。

みんながウィンを応援していて恥ずかしくないよと思える人になりたいです。それがどういう人なのかはわからないけど、とにかく私の推しヤバいよって(笑)。この人を推していたら胸を張って外を歩ける。そういう人になりたい。

それは、ファンのみんなだけじゃなくて、俺の家族や、俺に携わってくれているスタッフの方々もそう。ウィンと仕事していて恥ずかしくない。むしろ、ウィンの担当してますってドヤってもらえる人になりたいです。

≪ポージング指定≫
右手を前に出し手のひらを上に向けて、人差し指で「こっちに来て!」とCOOLな表情でお願いします。

体験してくれたみんな、ありがとう! みんなからの質問と回答、どうだったかな?

※今月は『教えて!Win!』コーナーはお休みです。インタビュアー体験にご参加くださった方々、応募してくださった方々、ありがとうございました! みなさんプロのインタビュアー顔負けのインタビューでした。(編集部より)

プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ、ミャンマー出身。小学校4年生の時に日本へ渡る。2008年よりダンスボーカルユニット・PRIZMAX(現、解散)のメインボーカルとして活躍した。俳優としても様々な映画、ドラマ、舞台に出演し、2014年には『シェリー』で映画初主演を務める。2018年、日緬共同制作映画『My Country My Home』に出演、そのスピンオフであるドラマ版『My Dream My Life』では主演を務め、現地のテレビ局mntvで冠番組「Win`s Shooow Time!」を持ち、様々な広告に出演するなどミャンマーで大ブレイク。スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』のオーディションでメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。近年の映画出演作に、 『海獣の子供』『トゥレップ』『蜜蜂と遠雷』(19)、『キャッツ』(20)などがある。映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。またメ〜テレ制作の連続ドラマ『本気のしるし』(19)にて初の連ドラ主演を果たした。2020年は世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔「ウエスト・サイド・ストーリー」の日本キャスト版Season2(主演:トニー役)に出演。

撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/添田和宏、
衣装協力/コート¥128,800、ジャケット¥52,800/ともにレインメーカー(レインメーカー TEL:075-708-2280)
スウェット¥15,000/ループウィラー×フリーマンズ スポーティング クラブ(フリーマンズ スポーティング クラブ ギンザ シックス TEL:03-6263-9924)
パンツ¥20,000/エレッセ(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120-307-560)
ソックス¥900/タビオメン(タビオ株式会社 TEL:0120-315-924)
スニーカー¥9,900/アディダス(ABC-MART TEL:03-3476-5448)
※すべて税抜き価格