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森崎ウィン Aiming To Overseas

2ndアルバム『BAGGAGE』リリース! もっと強くなったウィンを見せていきます

月2回連載

第97回

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こんにちは。森崎ウィンです。

ついに2ndアルバム『BAGGAGE』がリリースされました! みんな、もう聴いてくれましたか。

前作『Flight』から2年。こうしてまたアルバムを出せたことがうれしいし、これも全部日頃から支えてくれているCrewのみんなのおかげだと思っています。本当にありがとう!

実は今回のアルバムは、最初はもっと方針が違ったんですよ。もともとコンセプトアルバム的なかたちで出そうという話になっていて、僕はやっぱり‘80年代のディスコサウンドが好きなので、ああいうソウルな楽曲を集めたアルバムにしようという話をしていたんだけど。

この2年間の間に4曲もデジタルシングルをリリースさせてもらって。でもその4曲はいわゆるCDという形にはなっていなかったら、やっぱりちゃんと形あるものとして残しておいた方がいいんじゃないかということで、今回のアルバムに収録することになりました。

で、そこからまたじゃあ改めてどういうアルバムにしていこうという話になったんだけど、やっぱりひとつのものをつくっていくのって大変だね。もう完成するまでひたすら試行錯誤の連続でした。

特に今回は自分で新しく詩を書いた曲が2曲もあったから、もうやることがいっぱい。おかげで本当締め切りギリギリまでかかりました(笑)。時期的にもミュージカル『SPY×FAMILY』の稽古と重なっていたから余計にハードで。マックスに忙しかったときは、稽古を一旦抜けて、その間にアルバムを制作しながらライブの流れも決めて、さらにMVの撮影をするっていう強行スケジュール(笑)。常に締め切りに追われている状態で、うわーってなってました(笑)。

やっぱりお芝居をしているときと音楽をやっているときでは、使っている脳の筋肉が全然違うんですよ。だから切り替えが難しくて、そのあたりはちょっと苦労したかな。レコーディングも、稽古終わりにスタジオに入って…みたいなときがあって。さすがにそのときはもう声が出なくて、別の日に録り直させてもらうことになりました。

そういう意味では、俳優とアーティスト、このふたつを並行してやっていくことの難しさを改めて実感した日々だったかもしれない。

でもね、こういうことを言っちゃうとみんなに心配させてしまうと思うんだけど、誤解をしないでほしいのは、だからと言って今この状況が嫌だというわけじゃないんです。むしろ本当にありがたいことだと思っている。こんなふうに芝居と音楽の両面で求められている人なんてなかなかいないわけだし。この経験をさせてもらえているだけでありがたいなと思う。むしろめちゃくちゃ贅沢なことをさせてもらってるなと思います。

こんなことを言うと今の時代には合っていないかもしれないけど、やっぱり人って苦しいことを経験すればするほど強くなれると思うから。実際、こういうしんどい経験をしたからこそ書けた歌詞も『BAGGAGE』の中にはつまっています。

もちろんそりゃ辛いなって心が折れそうになるときはあるけど、辞めたいとはまったく思わない。今この経験がいつか絶対宝物になると信じているし、そのつもりでこれからも全力でぶつかっていきます。

だから、心配しないでください。もっともっと強くなったウィンを見せていくので、むしろ楽しみにしていてほしいくらいの気持ちです。

今の僕にできるすべてを『BAGGAGE』にぶつけているので、みんなにはとにかくこのアルバムをいっぱい聴いて、ライブで僕たちがつくり出す音をダイレクトに浴びてもらえたら、それがいちばんうれしい。もうすでにライブに来てくれた人は本当にありがとう! そして、これからライブだよっていう人は会えるのを楽しみにしているね。

森崎ウィンでした!

★編集部より★
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プロフィール

森崎ウィン

1990年生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。
2008年にダンスボーカルユニットに加入し、メインボーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2020年に映画「蜜蜂と遠雷」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞。主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。その劇場版は第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection2020」作品に選出。
また、ミュージカルの世界でも映画版『キャッツ』(20年日本公開)ではミストフェリーズ役の吹替えを担当。20年ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年に東急シアターオーブで開催予定のブロードウェイミュージカルの名作中の名作「ピピン」日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。
2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。「パレード - PARADE」はスズキソリオバンディットCMソングに起用され、音楽配信チャート1位を獲得するなど話題に。5月26日には、1stアルバム「Flight」をリリースし、5つの音楽配信サービスで1位を獲得。2022年には、世界を意識した海外作家を起用したシングルのリリースを重ねる中、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌も担当し、アーティストとしても幅広い活躍を魅せる。
また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。

撮影/映美、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/KEIKO、スタイリング/内田あゆみ、衣装協力/トップス¥26,400-、パンツ¥44,000- 共にHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE TEL:03-5454-1705)
カーディガン¥24,200- tangenet(tangenet MAIL:mitsuruyoshiya@gmail.com)
シューズ¥24,800- BajoLugo(FatheR (BajoLugo) TEL:078-380-5281)
メガネ¥40,700-tonysame:(株式会社トニーセイムジャパン TEL:03-5860-9662)
その他スタイリスト私物
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